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Netflix「ザ・サーペント」のあらすじと感想

画像出典:netflix.com

今回はNetflixで配信中の「ザ・サーペント」のあらすじと感想を書きたいと思います。

ザ・サーペント:あらすじ

1976年のタイ、バンコク。

オランダ大使館に勤める外交官・ヘルマン・クニッペンバーグの元へバンコクに訪れた旅行中のオランダ人カップルが消息不明になったという知らせが届きます。

警察が休みだったためヘルマンが自ら調査したところ2人は生きたまま火を付けられ殺害されていました。

殺害された2人の足跡を辿ると失踪直前までアラン・ゴーティエと名乗る宝石商の男のアパートで暮らしていたことが判明します。

アランの本名はシャルル・ソブラジというベトナム系フランス人の男で、恋人のマリーと手下のアジェイと3人でグルになり旅行客を自分達の住むアパートへ誘い金品とパスポートを奪って殺害するといった犯罪行為を繰り返していました。

なかなか動かないバンコクの警察にシャルル達を逮捕させ殺人罪で起訴するためにヘルマンはシャルルやマリーと親交のあるナディーンとレミ夫妻に情報提供の協力を依頼します。

さらにベルギー大使館の外交官ポールにも協力してもらいヘルマンは殺人の証拠を探しはじめます。

感想

1970年代のタイ・バンコクで実際に起こった事件を元に制作されたシリーズです。

ノンフィクションとして見ると罪のない人々を騙し殺害したシャルルやバンコク警察の捜査のやる気のなさに腹が立ってきます。

事件の首謀者シャルルはベトナム人とフランス人のハーフということで幼少の頃にいじめに遭い、コンプレックスを持っているようです。

パリでジュリエットという女性と結婚し子どもも授かりますがフランスに馴染めずインドへ行くも強盗事件を起こし逮捕されます。

ケベック州出身のフランス系カナダ人のマリーと黒人のアジェイを仲間にしたのも自身の人種に対するコンプレックスからであると予測します。

マリーは殺人の手助けをすることに罪悪感があり一時はシャルルと別れようとするも結局離れられませんでした。

アジェイもシャルルに協力するも最後は切られてしまいます。

ヘルマンの執念により指名手配され逃亡を繰り返すシャルルとマリーでしたが最終的にインドで逮捕されます。

タイで犯した罪が時効を迎えるまで長い時間インドの刑務所で服役したため死刑を免れたシャルルは出所後にフランスへ戻りジュリエットと再婚します。

その後ネパールで逮捕され現在も服役しているそうです。

しかし最後までシャルルからは反省の言葉は出ませんでした。

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